潜在意識

「真の望み」に気づかない限り、本を何百冊読んでも変われない

どんな生き方も可能なように思われる、今の時代。

 

特に女性の生き方は本当にさまざま。

 

選択肢が多いだけに迷うことも多くなりますが、本当は白紙の状態からなんでも好きなものを選べるわけではないということをご存知ですか?

 

 

本来の自分の「望み」は生まれる前にある程度決まっている

 

たとえば持ってうまれた性質として、女性性の強い女性が男性的にバリバリ働く生き方をしたいと考えても、本来の自分の生き方とは異なるので苦しくなる…

 

実はそれは、以前の私のことです。

 

「家庭を優先する女性的な生き方をしたい」という”真の望み”に30代後半になって気づくまでは、結婚・出産したいという思いがあまりなく、本来の自分とは真逆の生き方をしていました

 

 

「男性の3倍働かないと認められない」と思っていた会社員時代、日付が変わるまで残業したりしていましたが、

 

顕在意識(自覚できる意識。意識のうちの約1%)だけで頑張っていたために原因不明の頭痛やトラブルなどさまざまなことに悩まされました。

 

その他いろいろの「痛い出来事」があったことが、真の望みに気づくきっかけとなりました。

 

当時は(今もそうかもしれませんが)「女性も男性と同様に頑張る」という風潮があったために、

 

さらにHSP気質で自分より周囲を優先し期待に応えることが軸となっていたために、真の望みに気づくまでにかなりの時間がかかりました。

 

こんなふうに「潜在意識(自覚できない意識)と顕在意識(自覚できる意識)のズレ」は、ごく普通に起こります。

 

たとえるなら、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態。

 

そこで、この顕在意識と潜在意識の「ズレ」に気づいて一致させることができると、急速に物事がスルスルと展開し始めていきます

 

私達の潜在意識には生まれながらに「自動成功のメカニズム」が備わっており、それを妨げるものがなくなれば勝手に成功していきます。実際に、これまでにそんなケースをたくさん目にしてきました。

 

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あなたは今望んでいることは、本来の自分の心からの「真の望み」でしょうか?

 

もしもスムーズに事が運んでいなかったり、長い間実現していない望みがあるなら何かしらの「ズレ」があるがあるのかもしれません。

 

潜在意識が望まないことは、叶えないように働く

 

・結婚したいと思って婚活していても、本当はしたくない

 

・子供がほしいと思って妊活していても、本当はほしくない

 

そんなケースも、たくさんあります。叶えたいと思っていることに対して潜在意識にネガティブな感情があれば、そのために時間とお金をたくさんかけて行動しても、実現しないように働きます。

 

意識のうちの約99%を占めると言われる潜在意識の働きは強力で、潜在意識の望み通りの現実がつくられていきます。

 

・お金を稼ぎたいと思っていても、本当はお金はほしくない

 

というケースもあります。「お金のブロック」と呼ばれるものです。

 

「お金はこわい・汚い」というネガティブな想いがあったり、「お金を稼げるようになって、忙しくなるのはいや」と思っているとお金が入ってこないようにさせます。

 

また「お金持ちは悪いことをしているに違いない」と妬んでいると、「お金を稼ぐ=悪いこと」に結びつくため、その悪いことをさせないようにと潜在意識が働きます。

 

「いらない」と思っているものが、真の望みであることも

 

私の場合、いらないと思っていたのに本当は「真の望み」と後から気づいたのは「結婚・出産して幸せな家庭を作る」ことでした。

 

いらないと思っていたのは、それにより「自由がなくなる」「幸せになると努力しなくなって成長が止まる」と考えていたからでした。

 

いずれも事実とは異なる思い込みにすぎず、「自由は失われない・今のままの自分で幸せになっても良い」と気づいた時、全てがスムーズに進み始め人生が大きく変わりました。

 

 

結婚したのが38歳、出産したのは41歳。

 

年齢的にはギリギリのところでしたが、結婚出産に限らず、何事も体力気力のあるうちに遠回りしないで「真の望み」に気づくほうがよいと思います。

 

「何歳からでも、なんでもできる」という考え方が今では主流ですが、実際はそうでもないからです。

 

また、イソップ童話の「すっぱい葡萄」(手の届かない高さにある葡萄をとれなかった狐が「あの葡萄は酸っぱいに違いない」と言った話)のように、

 

本当はほしいものなのに自分には手に入れられないから「いらない」と思い込んでいるケースもあります。

 

たとえばお金がほしいのに手に入らないから「お金なんてないほうが幸せ」と考えたり、結婚したいのに自分にはできないと思うから「独りのほうが幸せ」と考えたりするようになります。

 

本当に欲しい物が手に入らなくなってしまう、とても危険な考え方です。

 

まとめ

 

私達が今生で何を望むかは、白紙の状態から好きなように選べるわけではなく、ある程度生まれる前に決めてきています。

 

それに反するものを顕在意識で選んでも、潜在意識との間にズレがあるためにうまくいきません。

 

本当はほしくないものをほしいと思ったり、本当にほしいものをほしくないと思ったりする「顕在意識と潜在意識のズレ」が深刻な問題であることを、おわかりいただけましたかと思います。

 

これは人類最大の問題といっても、過言ではありません。解消されれば、戦争も自殺もなくなりますから。

 

これを解消するための第一ステップは、まずそのズレに気づくことです。

 

ズレに気づくことができれば、解決策は自然に見えてきます。潜在意識が見つけてくれます。

 

 

では、そのズレに気づくにはどうすればよいか?

 

次回は、それをお伝えいたしますね。