自分は本当はどうしたいのかが、わからない・・・
真の望み=本音がわからなくなることは、誰にでもあると思います。
私にも長くそういう時期がありましたが、自分の人生を生きられていない感覚はけっこう苦しいものでした。
自分がどうしたいかは、自分の内側に必ずあることで誰かが教えてくれるわけではない。
それはわかっているけど、どうやって見つければよいかがわからない・・・と悩んでおりました。
そこで、自分の本音に気付いて心からスッキりし、本来の自分に戻るため方法についてお伝えいたします。
本音がわからなくなる原因
本音がわからなくなるのは、書籍やネットで調べてみると、いつも周囲にあわせているから、自信がないから、自己受容できていないから…などが原因として挙げられているかと思います。
しかしそれらは枝葉末節の話であり、おおもとの根本原因はズバリ「エネルギー不足」です。
ここでいうエネルギーとは「生命エネルギー」のことで、「気」「プラーナ」などとも呼ばれますが、ストレスを抱えやすい現代人にとって、これは深刻な問題なんです。
ほとんどの方が自覚ないままに、この状態に陥っています。
心身が疲れてエネルギー不足に陥ると的確な思考や判断はできなくなるため、「どうしたい」がわからなくなってしまいます。
そうして本当はやりたくないことを「やりたい(やるべき)」と思ったり、本当はやりたいことを「やりたくない(できない)」と思ったりしても、その「ズレ」に気づけなくなります。
そうやって自分にウソをついていること自体が、ますますエネルギーを消耗します。
恐ろしいことに、自分にウソをつき続けると、いつか必ず心身を病むことになります。
では、本音に気付くにはどうすればよいのでしょうか?
まずは、エネルギーを高めること
私達が1日のうちに使えるエネルギーは限られています。
多くのひとはそのうちの大部分を義務感でやっていることで消耗しているので、できるかぎりそれを減らすようにしていきましょう。
そして「他人優先」から「自分優先」に切り替えて、好きなことをしたり自然の中に身をおいたりしてください。
エネルギーを浪費してしまう「ネガティブ感情」の浄化も大切です。
モヤモヤ・痛みと向き合う
繊細な方は特にそうなのですが、痛みを感じないようにするために自分の感覚を閉じて本音をふたしていることが多いです。
エネルギーを高め、思考能力・判断能力のある状態で感覚を開いてしっかり内観してみると、何にモヤモヤ・痛みを感じているかがだんだん見えてきます。
「モヤモヤ・痛みを感じていること」の反対が、あなたの望んでいることです。
「どうしたいか」よりも「どうしたくないか」のほうがわかりやすくて、ここに大切な本音が隠されています。
なので、痛みを感じるような出来事は、実はありがたい出来事であったりもします。
内観のポイントは、何が出てきても良いか悪いかをジャッジをしないこと。
たとえば「仕事・子育て・家事・介護をしたくない…」などが本音としてでてきても、「そんなことを思うべきではない」などと考えずに、そのままを本音として認めて下さい。
自分にウソをつくのをやめるだけでも、エネルギーが高まります。
本音に気付いて顕在意識と潜在意識のズレが解消すれば、潜在意識の「自動成功メカニズム」が働いて、そのしたくないことを解決・軽減する流れが自然にやってきます。
私の体験談
会社員時代のことですが、義務感でやっていた「深夜残業」でエネルギーを消耗していたので、思い切ってやめることにしたのが人生の転機です。
他の人を残して自分だけ退社するのは罪悪感がありましたが、「〇〇すべき」を手放して自分優先にすると決めたのです。かなりの勇気が必要でしたが…
独身のまま会社員を続けることにモヤモヤ・痛みを感じていて、それと向き合った結果として「結婚・出産したい気持ち」にやっと気づくことができました。
それまでは自分を犠牲にしても会社・周囲のために全力で頑張ることを「美徳」としていたのですが、嫌われてもよいので「自分優先にする」と決めました。
そのかわり、朝は一番に出社することにしました。
そして退社後のプライベートを充実させ、エネルギーを高めることをやっていったら、理想の出会いを引き寄せて結婚退職が叶ったのです。
真面目な方ほど、義務感でやっていることをやめるのは勇気が必要ですよね。私もそうでした。
でも、限られた人生の時間=命 を何に使うかを自分で決めることこそ、責任のある生き方なのだと、今の私はお伝えしたいと思っています。
固定観念を手放すと、本音に気づきやすくなる
日本人のほとんど、そして特に繊細な方に言えることですが、良心があるために周囲の期待に応えること・そのために全力を尽くすことを「美徳」ととらえがちです。
でも本当にそれが良いことなのかは、一度疑ってみたほうが良いかもしれません。
外国では仮病などの何らかの言い訳をつくって会社を休むのも当然の権利、とする考え方もありますよね。
以前の私だったら「そんなの非常識!」と思っていましたが、ジャッジすることをやめたら「一概にどちらが正しいとは言えない」と思えるようになりました。
「〇〇すべき」「〇〇すべきでない」(女性も働くべき・女性は子育てをするべき・◯歳になったら結婚すべき など)という固定観念を一旦脇においてみると、本音に気づきやすくなります。
まとめ
本音がわからなくなる根本原因は、「エネルギー不足」です。
本音とズレたことをやって自分にウソをついていると、ますますエネルギーを消耗していき、いずれは必ず心身を病むことになります。
ですので、まずはエネルギーを高めましょう!
内観してモヤモヤ・痛みと向き合っていると本音が見えてくるので、それをジャッジせずに認めるようにしてください。
顕在意識と潜在意識のズレが解消すると、自然とうまくいく流れができてきます。
ですが、もしかしたら思慮深いあなたは、本音に従った行動を始めようとすると、あれこれと考えすぎてストップしてしまうことが出てくるかもしれません。
そんなときの対処法を、次回お伝えいたします。